東京都町田市の精神科・心療内科・カウンセリング、町田心療クリニック

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パーソナリティ障害

パーソナリティ障害とは

パーソナリティ障害とは

個人に特有の対人関係の持ち方やそのパターンのことをパーソナリティと言います。その偏りや歪みが大きく、物事のとらえ方や感情・行動のパターンが文化的な基準から著しく逸脱すると、生きづらさや対人トラブルが生じます。このように日常生活や人付き合いの中で大きな困難を抱えている場合、パーソナリティ障害と診断します。

原因としては、主に幼少期の環境要因が考えられます。親との関係、虐待などの養育環境などです。また、一部のタイプのパーソナリティ障害では遺伝的要因も関与していると考えられています。パーソナリティ障害は、成人期早期に様々な状況で明らかとなります。

こんなことで悩んでいませんか?

  • 常に空虚な気持ちがあり、大切な人から見捨てられないかと不安で仕方ない。
  • 自分の思ったようにならないと納得できない。
  • 物事を自分の思った通りに進めることに強くこだわる。
  • 人からどう思われているのか気になって仕方ない。
  • 人に頼らなければ、自分一人では生きていけない。
  • 人から注目されたい。
  • 人は悪意を持っており、信用できない。
  • 人と親密な関係を持たず、引きこもっている。
  • 考え方が風変わりで、社会的に孤立している。
  • 自分の利益のためには他者の権利を侵害しても罪悪感を覚えない。
強い怒りや孤独を感じる
一人でいると落ち着かない思い通りに進まないと不安

パーソナリティ障害の分類

パーソナリティ障害には以下のような様々なタイプがあります。ただし、どれか特定のタイプと診断されることよりも、幾つかのタイプの特徴をあわせ持っていることが多いものです。

  • 境界性パーソナリティ障害
    境界性パーソナリティ障害

    感情の起伏が激しく、対人関係が不安定で、自己像が不確かなのが特徴です。常に自分が何者なのかわからず、空虚感を抱いています。大切な人から見捨てられないかという恐怖にとらわれ、相手にしがみついたり、怒りを爆発させたりします。自己破壊的となり、衝動行為(自傷行為、自殺企図、性的逸脱行為など)を繰り返します。

  • 自己愛性パーソナリティ障害
    自己愛性パーソナリティ障害

    自分は特別な存在であり、世界は自分を中心に回っている、と思い込んでいます。他者からの過剰な評価を求めますが、その反面、相手に無関心で相手に対する共感を欠いています。自己愛の人は、他者を自分とは異なる独立した存在としてではなく、自己の一部・延長として見ているものです。そして、彼らは自分の目的を達成するために、相手を道具のように利用します。一見すると、彼らは自信があるように見えますが、激しく嫉妬したり、批判や拒絶に敏感で傷つきやすく、冷淡だと感じたり、激怒したり、深く落ち込んだりします。

  • 強迫性パーソナリティ障害
    強迫性パーソナリティ障害

    秩序、完全主義、心理的および対人関係でのコントロールへの過度のこだわりのために、視野が狭くなり、柔軟な対応ができなくなり、効率が損なわれるような精神疾患です。生活の様々な場面で、細部にこだわるため、大切なことが見えず、「木を見て森を見ず」といった状況となります。そのため、仕事や家事に過度に没頭しても、予定の時間に間に合わず、自分の生活を犠牲にすることとなります。完璧を求めるあまり、あるいは失敗を恐れているために、優柔不断となり、物事に手をつけたり、物事を決めたりすることができなくなったりします。また、自分のやり方に固執するあまり、他者の意見や変化を受け入れることが難しくもなります。

  • 不安性(回避性)パーソナリティ障害
    不安性(回避性)パーソナリティ障害

    対人関係での否定的評価を過度に恐れ、引きこもったり、臆病になるような状態です。相手から批判、否認、拒絶されるのではないかという恐怖にとらわれており、重要な対人関係や社会的場面を避けてしまいます。常に不安を抱えて緊張しており、自分は社会的に不適切である、人よりも劣っていると思っています。また、そのため、恥をかかされるのではないか、馬鹿にされるのではないかという恐れから、親密な人間関係を望んでいても、そこに入っていくことが難しくなります。結果的に、社会から孤立したり、時には、孤独を好むようになることもあります。

  • 依存性パーソナリティ障害
    依存性パーソナリティ障害

    世話をされたいという過剰な欲求があり、愛着関係を維持するためにしがみついたり、服従的な行動をとるような状態です。自分一人では何もできなくなるという誇張された恐怖、自分が世話をされず放っておかれるという恐怖に、非現実的なまでにとらわれています。自信がないため、重要な物事を自分で決めることが困難です。そのため、常に他者からの助言や保証を強く求め、自ら決めたはずの結果に後悔すると、相手にその責任を押し付けようとします。また、一方では、他者からの支持や承認を失い、助けてもらえなくなることへの恐れから、自己主張することが難しく、相手に極端に合わせようとします。

  • 演技性パーソナリティ障害
    演技性パーソナリティ障害

    自分が注目の的でなければ楽しくなく、誇張的な芝居がかった言動や誘惑的な振る舞いなどで、周囲の関心を引こうとします。対人関係的には不適切なほどに浅薄で変化しやすい感情表現をしたり、性的に誘惑的な行動をとったりします。彼らの話の内容は誇張されているため、一見すると過度に印象的なのですが、実は表面的で内容に乏しいものです。また、彼らの言動は、周囲の影響を受けて容易に変化します。

  • 妄想性パーソナリティ障害
    妄想性パーソナリティ障害

    十分な根拠がないにも関わらず、相手には悪意や敵意があると思い込んで、不信感や猜疑心を抱き続けるのが特徴です。相手の誠実で親切な行動でさえ、これにはきっと裏があり、自分を利用する、危害を加える、騙していると不当に疑います。こうした根拠のない恐れのために、相手に秘密を打ち明けようとしません。このように、相手の悪意や敵意を感じとると、相手を許すことができず、執拗に攻撃し続けます。また、パートナーの不誠実さを疑ったり、相手に対する根深い恨みから裁判を起こしたりすることもあります。

  • スキゾイドパーソナリティ障害
    スキゾイドパーソナリティ障害

    親密な人間関係に関心がなく、社会的に孤立しているのが特徴です。感情表出は乏しく、よそよそしく、冷たい態度をとります。毎日の生活を楽しむことは難しく、喜びを感じられるような活動がほとんどありません。また、人からどう思われるのかということには無関心に見えます。統合失調型パーソナリティ障害とは連続した状態であり、はっきりとした区別は難しいとも言えます。

  • 統合失調型パーソナリティ障害
    統合失調型パーソナリティ障害

    奇異な言動が目立ち、社会的に孤立しているのが特徴で、成人期早期に明らかとなります。あいまいで、まわりくどく、わかりにくい話し方をします。疑い深く、物事を被害的にとらえたり、非現実的な考え方をします。スキゾイドパーソナリティ障害とは連続した状態であり、はっきりとした区別は難しいとも言えます。また、統合失調症に関連した状態であるとも考えられています。

  • 反社会性パーソナリティ障害
    反社会性パーソナリティ障害

    他人の権利を無視したり侵害するなどの広範な反社会的な行動パターンが特徴です。自分の利益のために平気で嘘をついたり、人を騙したり、相手に身体的な暴力を加えるといったことを繰り返します。無責任で仕事を安定して続けることができず、また義務を果たすことができません。良心の呵責は欠如しており、他人を傷つけたり、他人のものを盗んでも、罪悪感を覚えることはありません。

治療

治療には薬物療法と精神療法・心理療法(カウンセリング)があります。不安や緊張に基づく症状、特に不眠やパニック発作などには薬物療法が比較的有効です。しかし、対人関係の問題を薬で解決することはできません。根本的な治療を望まれる場合は、精神療法・心理療法(カウンセリング)を通して、自己理解を深め、対人関係のあり方を見直していくことが役立つでしょう。医師と相談しながら、自身に合った治療を選択されると良いでしょう。

精神療法・心理療法 (カウンセリング)