東京都町田市の精神科・心療内科・カウンセリング、町田心療クリニック

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睡眠障害

睡眠障害について

睡眠障害

精神科・心療内科クリニックに来院される方の多くは、何らかの睡眠障害を抱えているものです。睡眠障害は、ストレスや不安をきっかけとして睡眠が妨げられ、日常生活に支障をきたす疾患の総称です。

睡眠障害には、不眠症、過眠症、睡眠・覚醒リズムの障害、睡眠時随伴症(悪夢、夢遊症、夜驚症)など様々なタイプがあります。専門医が、原因となる心理的要因(ストレス、不安、悩みなど)、身体的要因(痛み、かゆみ、頻尿など)、生活習慣(就寝時のスマホ使用、カフェイン・アルコールの過剰摂取など)、基礎疾患(うつ病、パニック障害など)を評価して、薬物療法や心理療法などの治療を行います。また、必要に応じで生活習慣を見直すための助言をする場合もあります。

睡眠障害のタイプ

不眠症

不眠症とは、夜中に十分に眠ることができないため、日常生活に支障をきたす睡眠障害です。例えば、「明日の仕事のことが心配で頭から離れない」、「今日失敗したことでくよくよする」などといったために、緊張して寝付けなかったりします。すると、翌日に眠気、だるさ、起きにくさ、やる気のなさ、集中困難などが認められます。

不眠症には4つのタイプがあります。入眠障害(寝つきが悪い)、夜間覚醒(夜中に何度も目が覚める)、早朝覚醒(朝早く目が覚める)、熟眠障害(眠りが浅く熟睡感がない)です。このうち1つの症状だけではなく、複数の症状が同時に現れる場合もあります。

眠れないことは辛いものですが、不眠を自覚していないことも結構多いものです。例えば、長年にわたり不眠が続いていると、自覚しにくい場合もあります。そのため、診察では睡眠の状況について丁寧に質問していきます。寝つくまでの時間、夜間覚醒や早朝覚醒の有無、睡眠時間から不眠の程度を判断します。適切な睡眠時間には個人差があり、年齢によっても異なりますが、おおよそ5分で寝つけ、7~9時間眠れるなら熟睡しているといえるでしょう。ある程度強い不眠の場合、睡眠薬を使用することが推奨されます。

 

昼間の眠気
翌朝の眠気や倦怠感、起床困難
睡眠薬について

睡眠薬には、大きく分けて、効果が短時間続くもの(寝つきをよくする薬)と長時間続くもの(熟睡するための薬)があります。不眠のタイプと程度によって、睡眠薬を選択・調整していきます。一般的には、翌朝眠気などの副作用が出ないように、まず短時間作用型の睡眠薬から使用し、効果が不十分なときは長めに作用する睡眠薬を併用します。

統合失調症、うつ病、双極性感情障害(躁うつ病)の不眠では、安定剤だけで不眠が改善しない場合は、睡眠薬を補助的に使用します。

睡眠薬について

不安や心理的ストレスが原因の不眠でも安定剤や睡眠薬は、多くの場合有効です。ただ、薬だけで解決しようとしないで、眠れないときの様子、朝目覚めたときの気持ちや体調、更には不眠の原因について、治療者とよく話し合うことが、自己理解を深める上で役立ちます。

薬で不眠が改善すれば気分は楽になりますが、反面、なぜ眠れないのか理解していくチャンスを逃すことにもなります。睡眠薬は、メリットとデメリットの両面を考えながら使用することが大切です。

過眠症

過眠症とは、夜間に十分睡眠をとっているにもかかわらず、朝気分がすっきりせず、眠り続けたり、昼間に強い眠気が生じたり、居眠りをするなど、日常生活に支障をきたす睡眠障害のことです。

過眠症は、先ほど述べた不眠症と別々に現れることもあれば、同時に見られることもあります。例えば、入眠障害と過眠がともに認められる場合です。両者はともに不安に根ざした症状であり、コインの表と裏の関係だとも言えるでしょう。

過眠症が不眠症と異なる点は、過眠症には薬物療法よりも心理療法・精神療法(カウンセリング)などの心理的援助が多くの場合役立つという点です。過眠がいつからどのようにして始まり、どのように経過してきたのかなど、時間をかけて話し合っていくことが治療に繋がっていきます。

過眠

睡眠・覚醒リズムの障害

睡眠・覚醒リズムの障害は、夜に眠れず、朝に起きれず、昼間寝て過ごすようになり、社会生活に支障をきたす睡眠障害です。例えば、夜更かしをして、朝になると起きれず、昼夜逆転の生活となります。そして、社会生活のリズムが乱れ、不登校となったり、仕事を欠勤するようになります。

朝起きることができず、起床後も眠気、だるさが認められます。毎日の生活リズムは不規則となり、多くの場合社会生活や職業生活に支障をきたすようになります。睡眠・覚醒リズムの障害では、不眠症があれば薬物療法を行います。また、それに加えて、生活習慣を見直したり、心理療法・精神療法(カウンセリング)を用いることが役立ちます。

睡眠・覚醒リズムの障害

睡眠時随伴症(悪夢など)

睡眠時随伴症には、悪夢(夜間に激しい不安・恐怖を伴う夢を見て目を覚ます)、夢遊症(夜間に無意識に動き回る)、夜驚症(夜間に突然目覚めて大声で泣き叫ぶ)などがあります。

成人でよく認められる睡眠時随伴症の代表は悪夢です。悪夢は不眠と関連が深い症状です。悪夢で夜間に目覚めると、多くの場合激しい不安・恐怖を感じます。パニック発作(不安発作)を伴う場合、動悸や息苦しさがあり、ひどく寝汗をかいているものです。心理的ストレスや不安を抱えている場合に、しばしば悪夢を見ることが報告されています。また、心的外傷後ストレス障害(PTSD)では、外傷体験と結びついた悪夢を繰り返し見ることも知られています。

悪夢は苦しい体験ですが、一方では、自分の気持ちに気づき、自己理解を深めていくきっかけを与えてくれるものでもあります。夢を覚えておいて、治療者と話し合うことで、自分の内面を知り、気持ちに気づくためのヒントが得られます。

悪夢